Aperport/Experportにおけるタスクやスキルのレベルの定義について

Aperport/Experportでは「役割」「ドメイン知識」などのタスクや、「技術」「語学」に関するスキルをレベル1・2・3で分類しています。レベル1は周囲の助けが必要、レベル2は独立して自力で業務の遂行ができるレベル、レベル3は周りをリードできるレベルを意味しています。

「役割」のレベルの定義について

レベル3 独力で各役割が担う工程における課題の発見と解決をリードする
プロフェッショナルとして求められる経験の知識化や後進育成に貢献している

業務経験年数の目安:4年以上
レベル2 要求された作業をすべて独力で遂行する
全ての意思決定までは行わないが、意思決定に必要な要素を提示し、一部の意思決定には参加する

業務経験年数の目安:2年以上
レベル1 上位者・経験者の指導のもとに要求された作業を担当する

業務経年年数の目安;2年未満

 

「技術」のレベルの定義について

レベル3 独力で技術的な課題の発見と解決をリードする

プロフェッショナルとして求められる経験の知識化や後進育成に貢献している

業務経験年数の目安:4年以上

期待される行動の例:リファクタリングができる、レベル1・2の期待行動を高品質で実施し、他人の成果物に対して改善事項の指摘ができる。
レベル2 要求された作業をすべて独力で遂行する
全ての意思決定までは行わないが、意思決定に必要な要素を提示し、一部の意思決定には参加する

業務経験年数の目安:2年以上

期待される行動の例:
• 既存コードの分析ができる
• 既存コードの複雑な仕組みを他人に説明できる
• デバッグできる(設計の欠陥を検出し、修正する)
• 既存の仕組みを新しい大きな問題の構成要素として使用する
• 結合する他のシステムとの関係性を理解する
• 設計する
• 概念図やフロー図など図式化する
レベル1 上位者・経験者の指導のもとに要求された作業を担当する
業務経年年数の目安;2年未満

期待される行動の例:
• 基本的な知識や各技術に特有の用語・概念を知っている
• 基本的な操作や動作確認ができる(単体テストができる)
• 既存コードを設計通りとなるよう修正できる
• 設計に従って0から実装できる(コードに落とし込む)
• 既存の仕組みを同じ複雑度の問題に応用するために修正できる
• レベル2で期待される行動を他人の指示・協力を得ながら実施できる

 

「ドメイン知識」のレベルの定義について

レベル3 独力で各ドメイン知識における課題の発見と解決をリードする
(ユーザーと同じ目線で特定業界のビジネスやオペレーションの課題や改善点を提示できる)
プロフェッショナルとして求められる経験の知識化や後進育成に貢献している

業務経験年数の目安:4年以上
レベル2 要求された作業をすべて独力で遂行する
全ての意思決定までは行わないが、意思決定に必要な要素を提示し、一部の意思決定には参加する

業務経験年数の目安:2年以上
レベル1 上位者・経験者の指導のもとに要求された作業を担当する

業務経年年数の目安;2年未満

 

「語学」のレベルの定義について

レベル3 エンドユーザーに対して一人で特定の言語で開発状況の説明や障害の原因分析結果を書面・口頭で説明できるレベル
レベル2 自らが所属するチームリーダーに対して一人で特定の言語で開発状況の説明や障害の原因分析を書面・口頭で説明し、8割以上は正確に意図を伝えられるレベル
レベル1 特定の言語に関してある程度使用することはできるが、コミュニケーション・相互理解がうまくできない可能性があるレベル